海外FXでは金や原油、株価指数などのCFDが取引できます。CFDの種類が多く、取り扱う業者が多いことが海外FXの特徴。
国内FXでもCFD商品を扱う業者がいくつかありますが、CFD取引するならどちらの方がおすすめなのでしょうか。
今回は海外FXと国内FXのCFDを比較しながら、海外FX業者でCFD取引するメリットをご紹介していきます。CFDに興味がある方は、ぜひ最後までお付き合い下さい。
海外FX業者と国内FX業者 CFD比較

海外FXでは、FX以外でもCFDを取り扱う業者が多いのが特徴。CFDでは、どんな商品が取引できるのか最初に簡単にご紹介しておきましょう。
CFDで取引できる商品
海外FX業者によって、取引できるCFDの種類や数は異なりますが、代表的なCFDには以下のようなものがあります。
- 貴金属 (Gold、Silver、Platinum)
- エネルギー(WTI、Brent、LNG)
- コモデティ(コーヒー、小麦、砂糖)
- 株価指数(Dow、Nasdaq、Nikkei、DAX)
- 株式(米国株式、欧州株式)
- ETF(米国、欧州に上場するETF)
などが取引できます。
簡単比較一覧

国内でもCFDが取引できるよね?海外FXの場合とどう違うのかな?

海外FXと国内FXのCFDを簡単に比較してみましょう。
CFD比較 | 海外FX業者 | 国内FX業者 |
---|---|---|
取り扱う業者の数 | 圧倒的に多い | 選べる業者は少ない |
商品数 | 圧倒的に多い | 商品数が多いのは1,2社程度 |
レバレッジ | 数10倍~500倍(商品による) | 10~20倍(商品による) |
手数料 | 株式以外は無料の場合が多い | 株式以外は無料の場合が多い |
スプレッド | 商品によっては海外FXの方が狭い | 商品によっては国内FXの方が狭い |
スワップ | マイナススワップが主流 | ロングでプラス、ショートでマイナスが多い |
ロスカット | 平均水準20%、ゼロカット追証なし | 平均水準100%、追証あり |
簡単に比較してみると、海外FX業者でのCFDの方がハイレバレッジがかけれて、選択肢が多いことがわかりますね。

では、海外FX業者でCFD取引をするメリット・デメリットを、国内FXと比較しながら詳しく見ていきます。
ちなみに、海外FXと国内FXの基本的なサービスのメリット・デメリットはこちらからご覧になれます。

海外FX CFDのメリット

海外FXでは、ほとんどの業者がFXとCFDを取り扱っています。
取り扱う商品数も国内よりは多く、豊富な選択肢がCFDで取引できます。国内でCFD商品が充実しているのは、ほんの1,2社程度です。選択肢がないことがデメリットになっています。
海外FXでCFDを取引するもう1つのメリットは、FX同様にハイレバレッジで取引できることです。
海外FX業者や商品ごとにかけれるレバレッジは異なりますが、
10倍程度~500倍、中には1000倍がかけれる業者もあります。
国内FXではレバレッジ規制があるため、10倍~20倍のレバレッジが平均的です。十分な資金がなければ、取引できる商品やロット数も限られてしまいますね。
そして、完全に海外FXの方にメリットがあるのがロスカットの条件です。
海外FXのロスカット水準は20%が主流です。加えてゼロカットによって、どんなに急激な為替変動が起きたとしても、口座残高がマイナスになることはありません。
国内FXのロスカット水準は100%が主流。低めの場合でも50%ぐらいです。さらに、ゼロカットはありません。一見、安全なように思えても、国内FXのでは万が一の時に残高がマイナスになる恐れがあり、リスクは高いのです。
参照:AXIORY ゼロカット
さらに、海外FXならボーナスをもらって証拠金が増やせることもメリットです。
入金不要でもらえる口座開設ボーナスは、デモトレードがわりに資金ゼロでCFD取引が行えます。入金ボーナスで証拠金が増やせるので、その分、マージンも高くなります。
まず、国内FXでは入金しなくてももらえる口座開設キャンペーンは、今のところありません。最低でもいくらかの入金が必要で、ノーリスクで始めることができませんよね。キャッシュバックなどのキャンペーンはあるものの、ハードルが高いものが多く、活用しづらいのが現状です。
海外FX CFDのデメリット

海外FXの大きなデメリットは、マイナススワップです。
商品やポジションを問わず、FXでもCFDでもロングでもショートでもマイナススワップが主流です。国内FXの場合は、プラスでスワップがつくことが多いですよね。国内FXのノリで取引してしまうと、思いがけないスワップコストで損失が大きくなることもあります。
スワップはオーバーナイトフィーとも呼ばれている手数料で、銘柄の詳細情報から確認できるようになっています。
海外FXのCFDは手数料が無料となる場合がほとんどです。
ただし、株式CFDでは手数料がかかる海外FX業者が多いです。
海外FX業者によって異なり、取引高の1%~数ドル程度が手数料で課されます。国内FXでも、ほとんどのCFDが手数料無料で取引できますが、株式CFDでは手数料がかかる場合が多いです。
海外FXでは、ハイレバレッジで取引できるメリットがある一方では、裏を返せば損失リスクが高くなることを意味しています。
レバレッジが大きくなるほど、小さな値動きでも損失が拡大しやすくなります。ロスカットのリスクもそれだけ高くなるのです。
自分でレバレッジを調整して低めのレバレッジをかけることもできますが、商品によっては、固定レバレッジとなっていて調整できないものもあります。
国内FXでは、高いレバレッジをかけたくても規制がありますので、控えめのレバレッジでリスクコントロールにつながりますよね。

リスクが高いとはいえ、ハイレバレッジが海外FXの魅力でもあります。十分に注意してトレードするようにしましょう。
ちなみに以下の記事では、レバレッジが大きい海外FX業者をご紹介しています。合わせて参考にして下さい。

まとめ

海外FXでは、
- CFDを取り扱う業者が多く、商品が充実している
- ハイレバレッジでCFDも取引できる
- ゼロカットだから安心できる
- ボーナスがもらえる
などのメリットがあり、国内FXよりも有利な条件でCFDを始めることができます。海外FXなら、国内では取引できない商品も多いので、モチベーションも高まります。
しかし、ハイレバレッジによる損失リスク、マイナススワップ、一部の商品は手数料がかかるなどのデメリットや注意点もあります。
デメリットや注意点をしっかり抑えたうえで、充実した海外FXのCFD取引を堪能していきましょう!
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